古典派ペンテコステ教団に所属するプロテスタントのクリスチャン(♂1+♀1)です。
2015年に超教派の神学校の牧師課を卒業しました。
救われた当初から、聖霊体験や霊的現象を求める聖霊派ムーブメントの影響下で育ちました。
当時は、御言葉を深くじっくり学ぶことより、聖霊による癒やし・霊的解放・預言などの霊的賜物開発、祈りの訓練や力の伝道などの霊的ミニストリーが重要であると思い、今問題となっているNAR(新使徒改革)の使徒や預言者たちから学び、霊的戦いや個人預言などに関わったこともあります。
2003年にイスラエルを中心とした聖書理解に目ざめ、聖書をユダヤ的視点で読み始めてから、福音・キリスト信仰・クリスチャン観・神の人類救済計画などに対する理解が一変しました。
それまでのキリスト教理解や信仰生活が、イスラエルという核を失った異邦人宗教になっていたことに気づかされました。そして、クリスチャンになる前から持っていた仏教的死生観やギリシャ哲学的人間観の影響で、真理に対する目が曇らされ、御言葉が教えている通りに聖書を理解していなかったことにも気づきました。
また、海外の有名な教職者たちの最先端の教えに、ニューエイジやオカルトの影響が入り込んでいることを知りました。プロテスタントの中に「後の雨運動」という間違った教えがあり、異端化・異教化が進んでいること、そのような教えをする働き人の中には、カルト化して悪い実を結んでいる人物がいることも知りました。
そんな時、ある人物が超教派の宣教団体を始めるとのことで、誘われてその働きを手伝ったことがあります。その団体の主催者は霊の戦いや預言を強調し、日本各地の教会で講演し、メンバーを集めて組織を拡大し始めましたが、聖書解釈の間違いが多く、正当なキリスト信仰から外れていると感じたので、3か月でその団体を離れました。
終わりの時代には、偽教師や偽使徒が多く起こり、選ばれた者たちを惑わし、ますます背教が進むと言われています。異端化、カルト化した団体の根には、教理的問題があると指摘されています。
私たちは、聖書はすべて神の霊感によるもの(Ⅱテモテ3:16)で、聖書に書かれていることは原語においてすべて真実であるという立場にたち、聖書が書かれた時代背景、民族的背景、社会背景等を考慮しながら、聖書のことばを本来の意味のとおりに理解し、客観的に伝えようと努力しています。
へブル的視点から御言葉を学ぶ聖書研究と、イスラエルの救いのためのとりなしの祈りを2003年から継続しています。イスラエルを中心に世界情勢を捉え、時代を見極めつつ、今の時代に生きるクリスチャンとして、霊的・教理的に健全な聖書理解によって武装する必要を強く感じています。
御言葉と御霊によって真理に堅く立ち、主が来られる時まで、正しい信仰を保ち続け、使命を全うすることができるようにと願い、このブログを始めました。