神の国の福音を全世界に宣べ伝える

使徒たちの福音宣教
神の国の福音伝道
この記事は約17分で読めます。

「信仰の目的地」では、私たちクリスチャンの信仰の最終目的は、栄光のからだに変えられて神の国を相続し、主と共に永遠に生きることであると学びました。

イエス様が十字架の死によって罪を贖ってくださったのは、主が再臨された時に、イエス様を信じ、主の血潮で清められた者たちが復活して神の国に入るためでした。

イエス様はご自分がこの神の国(御国)を治める王であり、旧約聖書で約束されていたメシアであること、終わりの時に死者をよみがえらせる方であることを教え、その証拠として病を癒し、悪霊を追い出し、奇跡を行い、実際に死人をよみがえらせ、またご自分も死からよみがえられたのでした。

イエス様の地上での宣教も、弟子たちの宣教も、神の国の福音を宣べ伝えることでした。私たちにも、神の国と神の国の王について宣べ伝える使命が与えられています。

1.イエス様と弟子たちによる神の国(天の御国)の福音宣教

① ヨハネのバプテスマの意味

バプテスマのヨハネはこのように語って、ヨルダン川で民衆に水のバプテスマを授けました。

マタイ3:2、7
悔い改めなさい。天の御国が近づいたから。・・・だれが必ず来る御怒りを逃れるように教えたのか。それなら、悔い改めにふさわしい実を結びなさい。

アダムが罪を犯してエデンを追放されて以来、神様は、堕落した民を聖め、エデンの園よりはるかに素晴らしい地上の楽国、神による義と平和と喜びの世界に迎え入れようと、長い時間をかけて準備して来られました。その新しい楽園が神の国(地上に現れた天の御国)です。そして民を罪から贖い、聖めるために、神の御子を救い主(メシア)として地上に送られました。この方が王となって治める時、天の御国が地上に実現します。

バプテスマのヨハネは、約束されていた天の御国が始まろうとしていると宣教しました。神の国に入るためには、まず自分に罪があることを認め、それまでの的外れな生き方を悔い改めて、神に立ち帰ることが必要です。神を信じない者、神を憎み、神に逆らう者たちは神の国に入ることができません。まして、神を侮り、悪を行い続ける者は神の御怒りによって滅ぼされてしまいます。ヨハネは悔い改めを説き、悔い改めの表明として民衆にバプテスマを授け、メシアの前に道を備えたのです。

② 神の国の福音を宣べ伝えたイエス様

時が満ち、人類救済の道を開くために、御子イエス様が遣わされました。
御子は肉体を持って地上に来られ、人の子としてバプテスマのヨハネから洗礼を受け、荒野でサタンの試みに勝利し、ご自分がメシアとして資格を持っていることを証明されました。

それからイエス様は、神の国の福音宣教を開始されました。

マルコ1:15 「時が満ち、神の国が近づいた。悔い改めて福音を信じなさい。

イエス様の初臨の目的は、ご自身がしもべとなって、罪人の身代わりに十字架で贖いの死を成し遂げることでした。それは、その贖いを信じ、イエス様を救い主と信じる者の罪を赦し、新しく生まれた神の子と認定して神の国に導き入れるためです。

贖罪の死を遂げる前に、御子にはしなければならないことがありました。
宣教を開始されたイエス様は、弟子たちに「どうしても神の国の福音を宣べ伝えなければなりませんわたしは、そのために遣わされたのですから(ルカ4:43)」と言われ、「神の国を説き、その福音を宣べ伝えながら、町や村を次から次に旅をしておられ(ルカ8:1)」ました。

そして12弟子を村々に遣わし(ルカ9章)、また72人の弟子たちも送り出して(ルカ10章)神の国の福音を宣べ伝えさせました。

また、「祈りを教えてください」という弟子たちに、「御国が来ますように、御心が天で行われるように地でも行われますように」と祈ることを教えられました。天の御国が地上に到来し、神の子が王となって支配される時、神の御心が地上で完全に行われるようになります。イエス様は、神の国とその義とを第一に求めるように教え、神の国のたとえ話をたくさんされました。

そして十字架に架かられる前、世の終わりについて預言されました。

マタイ24:14
この御国の福音は全世界に伝えられて、すべての国民にあかしされ、それから、終わりの日が来ます

世の終わりとは、サタンがこの世の神として支配している今の時代が終わることです。そして神が義によって治める平和な神の国が到来します。神の国の民は、アダムの罪のために人類が失っていた祝福(永遠のいのち、健康、神との親密な交わり、平和、繁栄、喜びなど)を取り戻すことができるのです。

③ 弟子たちに託された神の国の福音宣教

十字架で贖いを完了されたイエス様は、3日目に死に勝利してよみがえり、「40日の間、彼らに現れて、神の国のことを語り、数多くの確かな証拠をもって、ご自分が生きていることを使徒たちに示され(使徒1:3)」ました。

イエス様は天に帰られる前、弟子たちに最後の指示を与え、神の国の福音をイスラエル民族だけでなく、全ての国々、全ての民族に伝えるように命じられました

マタイ28:18~20
 「わたしには天においても、地においても、いっさいの権威が与えられています。それゆえ、あなたがたは行って、あらゆる国の人々を弟子としなさい。そして、父、子、聖霊の御名によってバプテスマを授け、また、わたしがあなたがたに命じておいたすべてのことを守るように、彼らを教えなさい。見よ。わたしは、世の終わりまで、いつも、あなたがたとともにいます。」

私たちは世の終わりが来る前に、全世界に御国の福音を述べ伝えなければなりません。そして、信じて悔い改めた人にバプテスマを授け、主の命じられたことを守り行って、必ず来る神の御怒りから逃れ、神の国を相続することができるように教え、弟子とする使命が与えられたのです。

・神の御子イエス様が地上に帰還再臨)される時、神の国が始まります。イエス様がとなって全地を支配されます。
・神の国の王であるイエス様ご自身が、民のために十字架で贖いを完成されました。その贖いを受け取り、イエス様を救い主と信じる者は罪赦され、と認められます。そして主の再臨時に復活し、永遠のいのちを与えられ、神の子として神の国を相続できます。
・不信仰な者、不法を行う者は、神の国に入ることができず、神の怒りによって滅ぼされてしまいます。

④ 聖霊による神の国の福音宣教

復活して天に帰られたイエス様は、父が約束されていた聖霊を弟子たちに送ってくださり、福音を信じた人に、御国を受け継ぐ保障として聖霊の証印を押してくださいました(エペソ1:13~14)。それは、聖霊によって神の国と神の国の王を宣べ伝えるためでした。
弟子たちは聖霊によって遣わされ使徒13:4)、喜びと聖霊に満たされ使徒13:52)、聖霊の力によって望みにあふれローマ15:13)、多くの不思議としるしを行い、エルサレムからサマリヤ、地の果てにまで神の国の福音を宣べ伝え始めました。その福音とは、「神が父祖たちに対してなされた約束についての良い知らせ使徒13:32」でした。

キリストの御霊である助け主・聖霊は、弟子たちにすべてのことを教え、すべてのことを思い起こさせヨハネ14:26)、すべての真理に導き入れ、やがて起ころうとしていることを示しヨハネ16:13)、世の人々に罪について、義について、さばきについて、誤りを認めさせ16:8)、イエス様の栄光を現わし16:14)」、弟子たちの福音伝道を導かれました。

ユダヤ人だけでなくサマリヤの人々も、ピリポが神の国とイエス・キリストの御名を宣べるのを信じてバプテスマを受けました使徒8:12)。教会は、ユダヤ、ガリラヤ、サマリヤの全地にわたり築き上げられて平安を保ち、主を畏れかしこみ、聖霊に励まされて前進し続け、信者の数が増えていきました(使徒9:31)。そして、主のみことばが広まり、永遠のいのちに定められていた異邦人たちも、信仰に入ったのです(使徒13:48)。

⑤ パウロの異邦人宣教は神の国を受け継がせるため

イエス様は、パウロを福音宣教のために召し出された時、天からこのように語られました。

使徒26:17~18
 「わたしは、この民と異邦人との中からあなたを救い出し、彼らの所に遣わす。それは彼らの目を開いて、暗闇から光に、サタンの支配から神に立ち返らせ、私を信じる信仰によって、彼らに罪の赦しを得させ、聖なる者とされた人々の中にあって御国を受け継がせるためである。」

イエス様を信じるのは、罪が赦され、サタンの支配から神の支配に立ち返り、御国を受け継ぐためです。ですから福音宣教では、罪の赦しだけでなく御国について伝えることが重要です。

パウロは、神の御心の奥儀についてエペソの聖徒たちに教えました(エペソ1:4~14)。それは、「時がついに満ちて、天にあるもの地にあるものも、いっさいのものがキリストにあって一つに集められる」こと、また「クリスチャンは主にあって御国を受け継ぐ者となった」ということです。

天にあるものは御使いたち、地にあるものは人間です。主が来られる時には、全ての御使いたちも共に来ます。そして救われた人々と御使いたちは、地上に実現した神の国(新しいエルサレム)でともに神を礼拝するのです。

パウロは、エペソの聖徒たちが神の素晴らしい御計画を悟ることができるように祈りました。

エペソ1:17~19
 「どうか、私たちの主イエス・キリストの神、すなわち栄光の父が、神を知るための知恵と啓示の御霊を、あなたがたに与えてくださいますように。また、あなたがたの心の目がはっきり見えるようになって、神の召しによって与えられる望みがどのようなものか、聖徒の受け継ぐものがどのように栄光に富んだものか、また、神の全能の力の働きによって私たち信じる者に働く神のすぐれた力がどのように偉大なものであるかを、あなたがたが知ることができますように。」

パウロは、キリスト再臨によって信者に実現する「復活(神のすぐれた力)、永遠のいのち(神の召しによって与えられる望み)、永遠の御国(聖徒の受け継ぐもの)」について知ることができるようにと祈ったのです。
そして、エペソの長老たちと最後に別れる時、このように語りました。

使徒20:19~32
 「私は謙遜の限りを尽くし、涙をもって、・・・主に仕えました。 益になることは、少しもためらわず、あなたがたに知らせました。人々の前でも、家々でも、あなたがたを教え、ユダヤ人にもギリシヤ人にも、神に対する悔い改めと、私たちの主イエスに対する信仰とをはっきりと主張したのです。・・・御国を宣べ伝えてあなたがたの中を巡回し・・・私は、神のご計画の全体を、余すところなくあなたがたに知らせておいた・・・私は、あなたがたを神とその恵みのみことばとにゆだねます。みことばはあなたがたを育成し、すべての聖なる者とされた人々の中にあって御国を継がせることができるのです。」

パウロが伝えたのは、神に対する悔い改めイエスに対する信仰御国神のご計画の全体です。
そして信仰者が聖書全体を学ぶなら、みことばによって育成され、真理を知り、神の子どもとして成長し、神のご計画の全体を悟り、御国を継ぐことができるのです。

ローマに到着してからのパウロは、ユダヤ人たちに朝から晩まで語り続け、神の国のことをあかしし、また、モーセの律法と預言者たちの書によって、イエスのことについて彼らを説得しようとしました。信じた者も信じない者もいましたが、パウロは二年間、訪ねてくる人たちをみな迎えて、大胆に、少しも妨げられることなく神の国を宣べ伝え、主イエス・キリストのことを教えました(使徒28:23、30~31)。

キリストの弟子たちは神の国と神の国の王について宣教しました。クリスチャンの使命は、神の国と王イエス様を宣べ伝え、信じた人々をみことばによって育成し、御国を受け継がせることなのです。

 2.旧約聖書が教えていた御国の福音

私たち教会はどんな福音を伝えているでしょうか?

「十字架で人類の罪の身代わりに死なれた神の御子イエス・キリストを自分の個人的救い主と信じるなら、あなたの罪は許され、神の子とされ、永遠のいのちが与えられ、死後は天国に行き、永遠に生きることができる」ということでしょうか。

もし、死者の霊魂が天国に行くことが救いであるなら、それは偽宗教の教えと大差ありません。多くの宗教は「信者は天国に行く」と教えているでしょう。山の頂上に登るにはいくつも道があり、どの道を通っても同じ目的地に着くということになってしまいます。

あるいは、イエスの名によって悪霊が追い出され、病気が癒やされ、経済が祝福され、問題が解決され、あらゆる願いが実現するということでしょうか。そのようなことを主張するご利益宗教も無数にあります。それらは、聖書信仰の第一の目的ではありません。

 聖書信仰の目的は、復活して永遠のいのちと永遠の神の国を相続することです。イエス様が死を打ち破ってよみがえられたように、クリスチャンも死からよみがえる時、死に勝利して神の子として完成し、キリストとともに神の国を相続することができます。死んだままで復活しなければ、いのちある神様と関係を持つことも、人となられた神と共に住むこともできません。神の御計画は、神と人が共に住むことなのです。

① エルサレムについての「良い知らせ」

キリスト教会は、救い主イエス様を信じるなら、永遠のいのちを得ることを福音として伝えますが、王の帰還と神の国の到来についてはあまり語らないように思います。旧約聖書は福音をどのように教えていたでしょうか?

イザヤ40:9~10
 シオンに良い知らせを伝える者よ。高い山に登れ。エルサレムに良い知らせを伝える者よ。力の限り声をあげよ。声をあげよ。恐れるな。ユダの町々に言え。「見よ。あなたがたの神を。」見よ。神である主は力をもって来られ、その御腕で統べ治める。見よ。その報いは主とともにあり、その報酬は主の前にある

良い知らせとは、シオン(エルサレム)に対する良い知らせです。それは、神である主が力を持ってエルサレムに来られ、統べ治め、民に報いてくださるということです。

イザヤ52:7~10
良い知らせを伝える者の足は、山々の上にあって、なんと美しいことよ。平和を告げ知らせ、幸いな良い知らせを伝え、救いを告げ知らせ、「あなたの神が王となる」とシオンに言う者の足は。聞け。あなたの見張り人たちが、声を張り上げ、共に喜び歌っている。彼らは、主がシオンに帰られるのを、まのあたりに見るからだ。エルサレムの廃墟よ。共に大声を上げて喜び歌え。主がその民を慰め、エルサレムを贖われたから。主が全ての国々の目の前に、聖なる御腕を表した。地の果て果てもみな、私たちの神の救いを見る。

 幸いな良い知らせとは、神である主がエルサレムに帰って来て王となり全地に神の救いと平和が実現することです。それがイエス様の宣教された神の国の福音、イスラエル民族が長い間待ち望んでいた福音でした。

神がエルサレムの王座から支配される時、人類の救いが完成し、真の平和が訪れます。教会はこの良い知らせを伝えるために召されているのです。

② 神がエルサレムで永遠に王となる

神がエルサレムで王となることは、旧約聖書に預言されていました。

ゼカリヤ2:10~13
 シオンの娘よ。喜び歌え。楽しめ。見よ。わたしは来て、あなたのただ中に住む。――の御告げ――その日、多くの国々がにつき、彼らはわたしの民となり、わたしはあなたのただ中に住む。・・・は・・・エルサレムを再び選ばれる。すべての肉なる者よ。主の前で静まれ。主が立ち上がって、その聖なる住いから来られるからだ。

イザヤ33:20~22
 私たちの祝祭の都、シオンを見よ。あなたの目は、安らかな住まい、取り払われることのない天幕、エルサレムを見る。・・・そこには威厳のある主が私たちとともにおられる。・・・まことに、は私たちを裁く方、は私たちの立法者、私たちの王、この方が私たちを救われる。

ゼカリヤ14:9~11
 主は地のすべての王となられる。その日には、はただひとり、御名もただ一つとなる。 ・・・エルサレムは高められ、…もはや絶滅されることはなく、エルサレムは安らかに住む。

エレミヤ3:17
 そのとき、エルサレムは『主の御座』と呼ばれ、万国の民はこの御座、の名のあるエルサレムに集められ、二度と彼らは悪いかたくなな心のままに歩むことはない。

イエス様が再臨されるとエルサレムが世界の中心となります。新しいエルサレムは失われた楽園の回復であり、地上に実現する神の国です。神の幕屋が人と共にあり、神と人が共に住み、神の公義が国々を正しく導き、完全な神の支配が実現します。この神の国を受け継ぐことが聖書信仰の目的です。そして神の国を相続するためには、神の国の王であるイエス様との関係が回復されていなければならないのです。

御国の福音とは、救い主である神がエルサレムで王となり神の国と真の平和が実現するという良い知らせです。罪を悔い改め、イエス様を御国の王と信じ従う者だけが、永遠のいのちを得て、永遠の神の国に入ることができるのです。

3.御怒りの日について警告する

① さばきと報復の日

詩編98:9
確かに、主は地をさばくために来られる。主はをもって世界をさばき公正をもって国々の民を、さばかれる

イエス様が再臨され、地に住む人々にさばきがなされます。

黙示録11:15~18
 第七の御使いがラッパを吹き鳴らした。すると、天に大きな声々が起こって言った。「この世の国は私たちの主およびそのキリストのものとなった。主は永遠に支配される。」それから、神の御前で自分たちの座に着いている二十四人の長老たちも、地にひれ伏し、神を礼拝して、言った。「万物の支配者、今いまし、昔います神である主。あなたが、その偉大な力を働かせて、王となられたことを感謝します。諸国の民は怒りました。しかし、あなたの御怒りの日が来ました死者のさばかれる時、あなたのしもべである預言者たち、聖徒たち、また小さい者も大きい者もすべてあなたの御名を恐れかしこむ者たちに報いの与えられる時地を滅ぼす者どもの滅ぼされる時です。」

ローマ2:5~8、16
 あなたは、かたくなさと悔い改めのない心のゆえに、御怒りの日、すなわち、神の正しいさばきの現れる日の御怒りを自分のために積み上げているのです。神は、ひとりひとりに、その人の行いに従って報いをお与えになります。忍耐をもって善を行い、栄光と誉れと不滅のものとを求める者には、永遠のいのちを与え、党派心を持ち、真理に従わないで不義に従う者には、怒りと憤りを下されるのです。・・・私の福音によれば、神のさばきは、神がキリスト・イエスによって人々の隠れたことをさばかれる日に、行われるのです。

神の御怒りから救われ、神の国に入るためには、自分が御怒りを受けるべき罪人であることを悟り、悔い改めて神に立ち返っていることが必要です。

Ⅱテサロニケ1:7~9
そのことは、主イエスが、炎の中に、力ある御使いたちを従えて天から現れるときに起こります。そのとき主は、神を知らない人々や、私たちの主イエスの福音に従わない人々に報復されます。そのような人々は、主の御顔の前とその御力の栄光から退けられて、永遠の滅びの刑罰を受けるのです。

主イエスが御使いたちを従えて天から来られる時、死者が復活し、神の正しい裁きが行われます。全ての人は自分の信仰と行いに応じて、永遠のいのちか永遠の滅びを刈り取ることになります。教会は、救い主であり裁き主でもある御子イエス様を伝え、神の怒りから救われる方法を伝えるのです。

② 諸国民を羊と山羊に分ける

イエス様再臨後の諸国民のさばきについて、「羊と山羊のさばき」と言われるたとえ話があります。

マタイ25:31~46
 人の子が、その栄光を帯びて、すべての御使いたちを伴って来るとき、人の子はその栄光の位に着きます。そして、すべての国々の民が、その御前に集められます。彼は、羊飼いが羊と山羊とを分けるように、彼らをより分け、羊を自分の右に、山羊を左に置きます。
そうして、王は、その右にいる者たちに言います。『さあ、わたしの父に祝福された人たち。世の初めから、あなたがたのために備えられた御国を継ぎなさい。・・・・・王は彼らに答えて言います。『まことに、あなたがたに告げます。あなたがたが、これらのわたしの兄弟たち、しかも最も小さい者たちのひとりにしたのは、わたしにしたのです。』
それから、王はまた、その左にいる者たちに言います。『のろわれた者ども。わたしから離れて、悪魔とその使いたちのために用意された永遠の火に入れ。・・・・・王は彼らに答えて言います。『まことに、おまえたちに告げます。おまえたちが、この最も小さい者たちのひとりにしなかったのは、わたしにしなかったのです。』
こうして、この人たちは永遠の刑罰に入り、正しい人たちは永遠のいのちに入るのです。

これは全ての国々の民(異邦人)に対する裁きのたとえ話です。主の兄弟たち、しかも最も小さい者たちの一人に何をしたか、しなかったか――食べ物を与え、飲ませ、宿を貸し、着る物を与え、病気の時見舞い、牢にいた時訪ねてくれたか――で判定されます。主の兄弟たちはユダヤ人、そして真の信仰を持つクリスチャンを指すと思われます。

いつの時代にも反ユダヤ主義があり、第二次世界大戦時には600万人のユダヤ人がホロコーストで殺されました。その時ユダヤ人をかくまい、養い、逃がし、自分自身も強制収容所に送り込まれて命を落とした人々もいれば、クリスチャンであっても、自分の命を守るためにユダヤ人の居場所を密告し、迫害する側に回る者もいました。

世の終わりの大艱難時代には、獣と呼ばれる反キリストが世界を支配し、ユダヤ人を殲滅し、エルサレムを占拠し、主の再臨を妨げようとします。それは、神の国の到来を妨げようとする企みです。

真の聖書信仰を持つクリスチャンは獣を礼拝せず、ユダヤ人と一緒に迫害を受けるようになり、不信者や偽クリスチャンは獣に従い、主の兄弟たちを苦しめるようになるでしょう。ですから諸国民は、主の兄弟たちに対する行為によって、永遠のいのちか永遠の滅びかに判定されることになるのです。

神の国の福音宣教で伝えるべきことは何でしょうか。
・神の国の王ご自身が、罪人のために十字架の死を通して贖いを完成させ、神の国に入る道を備えてくださった。
・神の計画と神の方法を受け入れ、イエス様を救い主、御国の王と信じて神に立ち帰った人は、やがて訪れる御怒りの大いなる日の裁きを逃れることができ、永遠の神の国の祝福に与ることができる。

神の御計画を悟り、御国の王と御国の福音を伝えましょう。

コメント